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社員インタビュー

INTERVIEW

何となく始めた道が、今は自分を成長させる場所になった。
浦川 駿也(うらかわ しゅんや)

職種:整備士

所属:武雄インター店(入社5年目)

出身:佐賀県(伊万里市)

学歴:敬徳高校(自動車整備科)🧑‍🔧

学生時代:陸上部キャプテン🏃、 寿司屋でアルバイト🍣

趣味:車いじり🚗・温泉巡り♨️(福岡・照葉スパなど)・サーキット走行(運転が得意)🏎️

好きな言葉:「継続は力なり」

入社のきっかけを教えてください。

「興味ゼロから、ホンダに惹かれて」

高校時代、佐賀で求人を探していたときに出会ったのがホンダカーズ中央佐賀でした。正直に言うと、当初は「車にすごく興味がある」というわけではなかったのですが、敬徳高校の自動車整備科に通っていたこともあり、展示会で最新の車に触れる機会がありました。その中でホンダ車のデザインや内装を目にしたときに「かっこいい」「自分も触れてみたい」と感じ、少しずつ車への関心が芽生えていったんです。さらに会社見学に行った際には、整備工場で働く先輩方の真剣な表情や、社員同士が楽しそうに会話をしている姿を目の当たりにし、ここなら自分も成長できると強く思いました。その雰囲気の良さが決め手となり、整備士としてこの会社で働くことを決意しました。

学生時代の時に夢中になっていたことはなんですか?

「陸上、そしてアルバイト。努力を続けた日々」

中学では陸上部のキャプテンを務め、常に「県で1番になる」という目標を掲げて駅伝に打ち込んでいました。仲間と力を合わせてタイムを縮めていく日々は厳しくも充実していて、粘り強さやリーダーシップを磨く大きな経験になりました。高校に進学してからは勉強とアルバイトを両立し、寿司屋で夜9時まで働く生活を続けました。体力的にきついことも多かったですが、お客様や職場の仲間と向き合う中で協調性や責任感を培うことができました。陸上で学んだ忍耐力と、アルバイトで身につけた人との関わり方は、今の自分の仕事の姿勢にもつながっていると感じています。

仕事のやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

お客様にありがとうをいただいたとき

入社以来、整備士として経験を積み重ねてきました。現在は武雄インター店で5年目を迎え、日々多くのお客様の車を任せていただいています。整備に取りかかるときに常に意識しているのは、「自分がお客様だったらどう感じるだろう」という視点です。見た目の仕上がりや部品交換の正確さはもちろんのこと、ハンドルを握ったときの安心感や、家族を乗せるときの安全性など、実際に使う人の立場に立って考えるようにしています。

そのために、お客様との会話の中で細かな要望を引き出したり、自分から確認の声かけをしたりすることも欠かしません。そうした積み重ねの先に「ありがとう」と感謝の言葉をいただけたり、わざわざお菓子を差し入れてくださるお客様もいらっしゃいます。整備した車を引き渡したときに笑顔で帰っていかれる姿を見ると、自分の仕事が誰かの生活を支えているのだと実感でき、大きなやりがいにつながっています。これからもお客様の気持ちに寄り添い、一台一台に誠実に向き合っていきたいと思っています。

整備士のお仕事で一番大切にしていることは何ですか?

「笑顔と責任感を忘れない」

整備士として日々意識していることは大きく3つあります。

まず1つ目は「お客様の目線で整備すること」です。車の状態を確認するときは、あくまで技術者としての視点だけでなく、自分がその車に乗る立場だったらどう感じるかを常に考えるようにしています。安全に走れるか、快適に運転できるか、ご家族を乗せても安心か──そうした利用者の気持ちを想像しながら整備を行うことが、信頼につながると思っています。

2つ目は「いつでも笑顔でいること」です。整備士は工場での作業が中心ですが、実はお客様からは常に見られています。整備中の何気ない振る舞いも、接客時の表情も、会社の印象を左右します。だからこそ、疲れているときや忙しいときでも、笑顔で明るく対応することを大切にしています。笑顔ひとつでお客様が安心してくださることもあり、気持ちのこもったサービスの一部だと考えています。

そして3つ目は「どんな仕事も諦めずやり遂げること」です。整備の現場では、思ったように作業が進まなかったり、トラブルが発生したりすることもあります。しかし、途中で投げ出すのではなく、最後まで責任を持って仕上げることが整備士としての使命です。失敗から学ぶことも多く、そこを乗り越えてこそ、お客様に安心して車をお返しできると考えています。

職場の雰囲気について教えてください。

「仲間とわいわい、仕事は真剣に」

職場はとても人間関係が良く、先輩や同僚に恵まれていると感じています。普段から気さくに声をかけてもらえたり、作業の合間に雑談で盛り上がったりと、和気あいあいとした雰囲気があります。その一方で、いざ仕事となると全員が真剣に集中して取り組むので、メリハリがしっかりしているところが大きな魅力だと思います。

特に印象に残っているのは、1年目のときに師弟関係のように指導してくださった先輩の存在です。その先輩は自分が困っているときには必ず声をかけてくれ、時には厳しく、時には優しく支えてくれました。色々なメーカーの車を触らせてもらえるように配慮してくださり、整備士として幅広い経験を積むきっかけを与えていただきました。

人間関係の良さや、先輩から後輩へと受け継がれる文化があるからこそ、安心して成長できる環境があると感じています。

プライベートはどのように過ごしていますか?

「車と仲間と、休日もつながる楽しさ」

プライベートでも、やはり車に関わることが多いですね。趣味のひとつは車いじりで、知り合いから「ちょっと見てくれない?」と頼まれることもあります。そうして整備を手伝ううちに新しい人とのつながりが生まれ、そこから仲間が増えていくのが面白いところです。休日にはそのメンバーと一緒にBBQをしたり、年末には国見山に登って初日の出を見に行ったりと、仕事を離れても楽しい時間を過ごしています。

もうひとつの趣味は温泉巡りです。福岡にある照葉スパなど、少し遠出をしてリフレッシュすることもよくあります。温泉やサウナで心身ともにリセットできるので、また新しい気持ちで仕事に向かうことができるんです。

一緒に過ごす仲間は同年代よりも年上の方が多いのですが、その分、人生の先輩として色々な話を聞かせてもらえたり、可愛がっていただけるのでとてもありがたいです。プライベートも充実しているからこそ、仕事にも前向きに取り組めると感じています。

今後の目標や将来のビジョンを教えてください。

「資格取得を経て、工場長としてチームを導く存在に」

まず目先の目標としては、国家2級整備士の資格を取得することです。日々の整備業務を通じて経験を積んできましたが、資格を取得することで知識や技術の幅をさらに広げ、より自信を持ってお客様の車に向き合えるようになりたいと考えています。資格は自分自身の成長の証でもあり、仕事の幅を広げるために必要なステップだと思っています。

その先には、フロント業務にも挑戦したいという思いがあります。整備の経験を活かしながらお客様と直接やり取りし、技術的な説明や安心感を届けられる存在になることが理想です。整備士だからこそ伝えられる言葉や視点があり、それをフロントで活かせば、より多くのお客様に安心と信頼を感じていただけるのではないかと思います。

最終的な目標は、工場長になることです。工場長はただ整備を管理するだけでなく、後輩を育成したり、チーム全体をまとめたりする重要な役割を担っています。自分が先輩に教えていただいたように、今度は自分が後輩を支え、安心して成長できる環境をつくっていきたいです。人を育てる立場として責任を果たしながら、組織全体を良い方向に導ける存在になりたいと考えています。

学生へのメッセージ

整備士という仕事は、今の時代まだ若い世代が少ない業界です。そのため「自分にできるのかな」と不安に思う人もいるかもしれません。でも、だからこそ挑戦する価値があると私は思っています。実際に、私自身も高校生の頃は車にそれほど興味があったわけではありません。しかし整備士として働き始め、多くのお客様や仲間と出会う中で、人とのつながりの温かさや整備という仕事の面白さに気づき、「やってみて本当に良かった」と心から思えるようになりました。

整備士には「力仕事で大変そう」「汚れる仕事」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際に働いてみると、それ以上にお客様から直接「ありがとう」と感謝されるやりがいや、仲間と一緒に困難を乗り越えていく楽しさがあります。若い人が少ない今だからこそ、同世代が増えて切磋琢磨できれば、もっと活気ある職場になっていくはずです。

大切なのは完璧にできることではなく、「挑戦してみよう」という気持ちです。その一歩を踏み出せば、新しい可能性や出会いが必ず広がります。ぜひ恐れずに飛び込んできて、一緒に整備士として成長していきましょう。